軽費老人ホームとは60歳以上の自立して生活することに不安がある方、なんらかの理由で家族との同居が不可能の方、家族からの援助が困難な方が入ることができる老人ホームです。軽費老人ホームは比較的安く入居できることが魅力の一つです。軽費老人ホームにはA型、B型、C型の3種類があります。A型は食事サービスのみ提供し、B型は食事サービスがなく自炊できる人が入居対象となり、C型は食事や生活支援サービス、介護サービスを提供します。現在はA型、B型の新設はなくC型の一本化されています。A型、B型は要介護者の受け入れができないため介護サービスが提供可能なC型に統一されています。
C型は一般型と介護型があります。一般型は直接的な介護サービスはなく、食事サービスや生活支援サービスが主な仕事になっています。そのため要介護3以上になってしまうと退去を求められることが多いです。一般型と介護型の一番の違いは、介護サービスがつくことです。介護型は介護保険法における「特定施設入居者生活介護」の指定を受けているため介護度が高い方にも利用ができる施設です。介護型には、要介護レベルが高い方から低い方まで多くの方が入居しています。そして、仕事をする際には幅広い介護スキルが必要になります。仕事は入浴介助や食事介助、レクリエーションの補助、トイレ誘導など多岐に渡ります。施設によって個性が大きいことも軽費老人ホームの特徴の一つです。